日刊建設工業新聞社によると、「建設市場は2019年をピークに縮小していく」と予想されています。都市の再開発や五輪特需、リニア建設など、様々な建設関連要素が将来的に控えていますが、今後市場が縮小していく可能性を考えて、建設業界は可及的速やかに売り上げアップや業務の効率化に取り組む必要があるでしょう。
そこでこの記事では、建設業界向けのソリューションの一つとして、おすすめの中古複合機をいくつか紹介したいと思います。
1.建設業で意識すべき複合機のポイント
建設業の課題はいくつもありますが、複合機との関連性という観点から見ると、以下のようなポイントを意識して複合機を選ぶ必要があります。
・大型サイズでの出力機能
建設関連の図面の場合、大型サイズの印刷が求められる場合があるでしょう。A4やA3ではなくA2サイズの印刷まで対応できればかなり便利です。市場にある複合機でA2サイズまで対応しているものはそれほど多くありません。しかも新品のものはかなり高額です。
しかし、中古の複合機であれば大型サイズ対応のものでも安い金額で変えるので、これから購入するなら中古複合機がおすすめです。
・ADF機能
ADF機能もあると大変便利です。ADFとは「自動原稿送り装置」のことで、名前の通りオートマチックに複数の原稿を処理してくれる機能です。50枚とか100枚ある原稿を1枚ずつガラス部分でスキャン&コピーしていたら相当な手間がかかりますよね。そこに人員を割いていたら待ち時間も多く非常に非効率的です。
しかし、ADF機能があるとまとまった原稿を置いておくだけで自動的にコピーを進めてくれるので、放置しておいても処理が終わります。その間、従業員は他の仕事を片付けることができるので非常に便利です。
建設業では設計図や見取り図などを大量に使用するはずですが、そのような場合にADF機能は威力を発揮してくれるでしょう。最近はペーパーレス化が色々な場所で進んでいるので、図面に関してもその流れにのって電子形態のファイルが使用される可能性は十分にあります。
しかし、印刷したものにはすぐに手書きで色々な注釈をつけられるメリットがあるので、それを好む人も少なくないはずです。それを考えるとやはり大量の枚数を処理できるADF機能は重視したい所です。
これら2つ以外にも便利な機能は様々にありますが、まずはこれらの機能を優先するのが建設業界の中古複合機選びのポイントです。
2.おすすめの中古複合機はこれ!
大型サイズ出力とADF機能という2つのポイントを踏まえたうえで、おすすめの中古複合機を紹介したいと思います。
おすすめ1:京セラ「KM-4075W」
参照元:(OAランド)
京セラ「KM-4075W」はA2用紙に対応していて、ADF機能にも対応しています。それだけではなく他の多彩な機能も搭載しています。
・省スペース設計
排紙のためのトレイにはでっぱり部分があるのが一般的ですが、それがなく胴内排紙を採用しているのでコンパクトサイズに収まります。小さなオフィスには導入しやすいでしょう。
・6種類の給紙トレイ
A2は最大サイズですが、はがきサイズのプリントアウトも可能です。社内文書やDMや取引先への挨拶など幅広い場面で使えます。
・高速スタートアップ
A2という大型サイズの印刷機でありながら、ウォームアップにかかる時間は1分以内です。待たされてイライラすることが少ないでしょう。
・赤黒印刷可能
本製品はモノクロ複合機ですが、赤黒コピーも可能です。オプションの「赤現像ユニットTG3」を導入すればツインカラーになるので電気配線や空調系の配管などを表示させるのにとても便利です。
参考価格:税込378,000円
販売サイト:(OAランド)
おすすめ2:コニカミノルタ「1421WSP」
参照元:(OAランド)
コニカミノルタ「1421WSP」もADFとA2サイズ出力の両方に対応しています。さらに以下のような便利機能も搭載しています。
・ネットワーク対応
ネットワーク接続をすれば複数の端末で共有して印刷ができ非常に便利です。無線LANやBluetoothにも対応しています。
・A2サイズフルカラースキャナー
A2サイズまでのフルカラーでのスキャニングが可能です。地図や図面などのデータ取り込みに便利です。
・赤黒出力可能
オフィス系のソフトやCAD図面などのツインカラーSP出力に対応しています。強調したいポイントを赤表示するなど、説得力や視認性をアップさせるために有効な機能です。
参考価格:税込432,000円
販売サイト:(OAランド)
3 .まとめ
建設業界は(大判)図面をはじめとして、多くの書類をやり取りすることが多い業種です。印刷された用紙に書き込みをしてそれをスキャニングし、後で大量にコピーを取るという作業もあるはずです。紹介したADFや大判プリントなどの機能は、そういった建設業界特有のニーズにも対応しているので、ぜひ一度導入を検討してみてください。