製造業を営む会社は全国にあります。規模の大きな大企業から町工場に至るまで製造業はありとあらゆる場所で展開されていますが、どの会社もデータの取り扱いに関してコストを削減することが大きな課題になっています。また、データ管理を効率的にすることでより業務の生産性をあげることも重要です。
この記事では製造業におけるデータ管理の効率化に役立つ中古複合機を紹介したいと思います。
1.データ管理から見る製造業の特徴
製造業は近代、日本の発展を根底から支えてきた重要産業の一つです。ものづくりのおかげで日本は高度成長を遂げて先進国の仲間入りを果たすことができたので、今後も製造業は基幹産業として一層発展することが期待されています。
製造業を運営する企業の場合、かなりの種類の機械を使うことになります。そのため、従業員用のマニュアルは多岐にわたり、出力する機械操作のためのデータもかなりの量にのぼります。外国人労働者を雇う場合はマニュアルを多言語で出力したり印刷することもあるでしょう。
マニュアルだけでなく生産計画書や見積もり、在庫や発注管理に関連した書類やFAXも大量に扱う必要があります。業態によっては図面や設計図などの量もばかになりません。
また、オペレーションが新しくなるたびにマニュアルが増えることもあり、それを保管するスペースもかなりのものです。保管場所の簡素化やデータ管理のコンパクト化を図るためには、印刷やFAX機能だけでなくデータ管理を念頭においた多機能な複合機が求められます。
製造業におすすめの複合機の機能1:スキャンデータの自動仕分け
先述の通り、製造業ではマニュアルや新しいオペレーションの導入に伴い、かなり大量の資料が使われます。それらの資料をすべて印刷した紙媒体で管理するためには、保管スペースを増やし続ける手間もコストもかかります。
またパソコンでペーパーレス管理をする場合も、データをスキャンしていちいち担当者のパソコンやフォルダに仕分けするのでは余計な手間がかかります。まずスキャニング、次にデータの読み込み、該当フォルダへの仕分け、担当者への連絡など色々なプロセスがあり、余計な作業時間を生み出してしまいます。
そこでおすすめなのが、資料を自動で仕分ける機能を持った複合機、ないしは仕分けソフトと連動できる複合機です。あらかじめ設定した通りに資料を自動で該当フォルダに格納したり担当者に連絡したりする機能があれば、作業効率はさらにアップします。
製造業におすすめの複合機の機能2:クラウド連携サービス
おすすめしたい別の機能は、クラウドサービスとの連動機能です。扱うデータが大量だとストレージ不足の問題が発生するケースがあります。そんな時はクラウドサービスが便利です。クラウドとは、インターネット上のサーバーで提供されるサービス全般のことですが、オンライン上にデータを保管できるクラウドストレージサービスはその代表例です。
社内サーバー上の容量が不足している場合にこのようなクラウドサービスを使用することで、マニュアルやその他スキャンしたデータの保管場所不足を補完できます。
クラウド連携機能がついた複合機を用いると、リモートワーク上でもメリットがあります。社外にいる社員がデータにアクセスしたい場合や、関係者同士でデータを共有したい場合は、オンライン上にデータを保管しておくとスムーズなアクセスができます。
製造業では工場間でのやり取りや取引先との関連で社外に出る社員が多くいるでしょう。複合機がクラウド連携していれば、例えば、スキャンした資料をそのままクラウド上にアップして閲覧・編集できるように調整できます。
2.製造業向けの中古複合機の紹介
紹介した機能を搭載する中古複合機の例を具体的に紹介しましょう。
おすすめ中古複合機1:コニカミノルタ「bizhub C284e」
参照元:(OAランド)
コニカミノルタの「bizhub C284e」は2012年にグッドデザイン賞を受賞した人気モデルです。基本機能は以下の通りです。
- コピー
- FAX
- プリンタ
- スキャナ
- A3対応
- カラー
- Windows/Mac対応
このモデルの魅力は「仕分け名人2」というツールと連動できることです。このソフトを使うと、スキャンしたデータやFAXで受信した文書の保存フォルダーを指定したり、ファイル名を処理したり関係者に通知するといったプロセスがすべて自動で、しかもデータを受信したりスキャンすると同時に完了します。いちいち従業員がパソコンを使って処理する必要はありません。複合機での操作は操作パネル上から簡単に行えるので、大幅な時短や作業プロセスの簡略化が実現できます。
参考価格:226,800円
販売サイト:(OAランド)
おすすめ中古複合機2:「MX-3640FN」
参照元:(Office110)
続いて紹介するのはSHARPの「MX-3640FN」です。直観的な操作ができるタッチパネル複合機ですが、クラウドに対応しています。「3sweb® Sharpdesk Online®」を利用することでパソコンはもちろん、タブレットやスマホなどで簡単に情報の閲覧や共有が行えます。
会議などで使うデータを直接クラウドストレージから取り込んだり、ファックスの受信データを確認するなど、クラウドを使うことで作業範囲が広がります。さらに便利な仕分け機能もついています。ユーザー認証技術を使って特定のユーザーにスキャンファイルを送信するので仕分けの手間が省けます。
参考価格:79,000円
販売サイト:(Office110)
3 .まとめ
製造業は生産計画や機械操作マニュアルなど、多くの紙媒体を使用することが多い業種です。その分記録の保管にかかるスペースや時間もばかになりません。そのためクラウドストレージサービスや自動仕分け機能などに対応した中古複合機を使うことで、スペース確保やペーパーレス化、仕分けの簡略化などを図ると良いでしょう。紹介した中古複合機もぜひチェックしてみてください。